乳幼児健診では、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認し、病気が隠れていないかを診察します。同時に、ご家族の疑問や不安を解消する大切な場でもあります。気になることがあれば、遠慮なく何でもご相談ください。経験豊富なスタッフが、適切なアドバイスでご家族の子育てをサポートします。
滑川市では、11か月~13か月の赤ちゃんを対象に、「すこやかお誕生健康診査」を行っています。当クリニックで実施していますので、ご予約のうえ、ご受診ください。
※受診は1回のみ。無料で受けられます。※4か月児、1歳6か月児、3歳児健康診査は、集団健診です。毎月、健康センターにて行われていますので、日程は広報誌などでご確認ください。
持ってくるもの
富山市、高岡市、上市町などにお住まいの方は、生後6か月ごろと9か月ごろの2回、公費で健診を受けることができます。当クリニックで受診いただけますので、ご予約のうえご来院ください。
予防接種は、予約制です。出産した病院での1か月健診が終わったら、生後2か月から予防接種が受けられるよう、予約をおすすめします。初めての予防接種は、「B型肝炎」「ロタウイルス」「小児用肺炎球菌」「5種混合」の4種類です。同時接種で受けることができます。乳児が感染症にかかると重症化しやすく、命の危険もあるため、予防接種でしっかり防いでいきましょう。
受けられる予防接種の種類が増えたことから、接種回数が多くなり、スケジュール管理も複雑になっています。当クリニックでは、ご家族と一緒に管理を行い、次回は何の予防接種を受けるのかをお知らせしています。わからないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
※参照サイト
法律で定められた予防接種です。対象年齢であれば、基本的に公費で受けられるため、自己負担はありません。地域によって、集団接種のものもあります。お住まいの地域でご確認ください。
母子感染することで知られるウイルスですが、保育園で集団感染したケースもあります。大人より乳幼児期に接種したほうが免疫がつきやすく、効果は10~20年続くといわれています。
ロタウイルスは胃腸炎の原因となり、乳幼児では重症化することがあります。感染力が強いため、集団生活で感染が広がることも多く、ワクチンでしか予防できません。
肺炎球菌は細菌性髄膜炎の原因菌であり、このタイプの髄膜炎に罹患すると3分の1の子どもが亡くなり、回復しても障害が残る可能性が高いといわれます。ワクチン接種後、発熱や腫れが起こることがありますが、ほとんどはすぐに回復します。
ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブの混合ワクチンです。以前は4種混合でしたが、2024年4月からヒブが加わり、5種混合となりました。
9本の針がついた円筒の器具を皮膚に押しつけて行うスタンプ式のワクチンで、小児の結核を予防します。1歳未満で結核菌に感染すると、結核性髄膜炎を引き起こし、重症化すると亡くなることがあります。
みずぼうそう予防のワクチンです。みずぼうそうは重症化すると肺炎や脳炎で亡くなることがあります。また罹患するとウイルスが体内に潜伏するため、成人してから帯状疱疹になる可能性があります。
3か月以上あけて2回接種(標準的には6か月以上12か未満の間隔)
子宮頸がんを予防するワクチンです。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染によって起こるがん。ワクチン接種で感染率を低下させ、発症を3分の1程度抑えられることがわかっています。
以前に使用されていたワクチンは2005年5月から接種を控えるよう勧告が出されましたが、2010年以降、新しく開発されたワクチンを使用できるようになりました。接種漏れがある場合は、経過措置で対象年齢が過ぎていても無料接種できることがあります。
希望者が各自で受ける予防接種で、自己負担が発生します。罹患すると重症化の恐れがあるので、ぜひ接種をご検討ください。地域によっては、自治体からの補助がある場合もあります。
流行性耳下腺炎ともいいます。発熱や唾液腺が腫れる病気で、無菌性髄膜炎や難聴などの合併症を起こすことがあり、難聴になると一生治りません。そのため、予防接種での予防をおすすめしています。
2024年4月以降、任意接種となりました。65歳以上の方などを対象に、毎年秋冬に1回、自治体による定期接種が行われますが、それ以外の人は自費での接種になります。
インフルエンザにはA型とB型があり、対応するワクチンが開発されています。流行タイプは毎年異なるため、ワクチンの内容も流行にあわせて変更されます。
2015年5月から接種可能となったワクチンです。侵襲性髄膜炎菌感染症は0~4歳の乳幼児と10代後半の思春期に感染しやすいといわれています。また、流行地域へ海外渡航する場合は、事前の接種が望ましいと考えられます。
みずぼうそうウイルスが体内に残っていて、免疫力が衰えると発症するのが帯状疱疹です。発症を予防するワクチンで、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。